フォルクス ワーゲン 「ポロ R WRC 2013」をワールドプレミア

西洋の巨人、フォルクスワーゲンがとうとう本格的にWRCに乗り込んでくるようです。
フォルクスワーゲンは12月8日、モナコ公国にて、世界ラリー選手権に参戦するレース車両「ポロ R WRC 2013」」のワールドプレミアと、参戦体制発表会をおこないました。
モナコ公国といえば、WRC伝統の開幕戦「モンテ・カルロラリー」のスタート地点としても有名ですね。

パリ・ダカ(ダカールラリー)三連覇を成し遂げたチームメンバーが、そっくりそのままWRCマシンを開発したというのだから期待せずには居られません。
総出力315馬力の1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載。全長3,976mm、全幅1,820mm、全高1,356mmというボディ寸法からも、トップカテゴリーとなる【WR】クラスに参戦することになるようです。

フォルクスワーゲン モータースポーツディレクターのヨースト・カーピトは「WRC は新参のチームがすぐに勝てるほど甘い世界ではありません。参戦初年度である 2013 年は何度か表彰台に立つことが目標です。1 年間かけて実戦で技術と経験を蓄積し、それを反映する 2014 年のマシンで優勝を目指す。そして 2015 年にタイトル争いができればと考えています。」と話しているように、どっしりと腰を据えて戦うようですね。
とはいえ、あの過酷な【パリダカ】ですら、何のノウハウもないところから参戦し、その直後から常勝軍団三菱を追いかけまわし、4年後にはトップ争いを演じ、6年で王者に君臨するほどのとんでもないメーカーです。
ファンとしては初年度からの活躍を期待したいものです。

リリース
フォルクスワーゲン、2013 年の世界ラリー選手権参戦に向けて体制発表
モナコ公国、カジノ前広場で「ポロ R WRC 2013」をワールドプレミア

フォルクスワーゲンは 12 月 8 日(土)、FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)への参戦車両である
「ポロ R WRC 2013」のワールドプレミアと、参戦体制発表会をモナコ公国で開催しました。
フォルクスワーゲンにとって WRC 参戦初年度となる 2013 年は、セバスチャン オジエ(フランス)と、
ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド)がシリーズ全 13 戦に出場します。さらに、若手有望株の
アンドレアス ミケルセン(ノルウェー)もスポットで 3 台目の「ポロ R WRC 2013」をドライブします。
「ポロ R WRC 2013」は約 2 年間をかけて開発を行い、間もなく WRC の出場に必要なホモロゲー
ションを取得する予定です。マシンの開発は「ダカール ラリー」で 3 年連続の優勝を果たした
フォルクスワーゲン モータースポーツのエンジニアが中心となって行い、元 F1 テクニカル
ディレクターであるウィリー ランプ指導により進められました。フォルクスワーゲンは、2013 年の
WRC 開幕戦「ラリー モンテカルロ」に向けて、引き続き開発作業とテストを行います。
フォルクスワーゲン ブランド研究開発担当取締役: Dr.ウルリヒ ハッケンベルク
「本日、ラリー モンテカルロの舞台となるモナコ公国で、我々の参戦体制およびポロ R WRC 2013
を発表できることを大変うれしく思います。フォルクスワーゲンにとって WRC 参戦は、自分たちの
製品と技術を世界中の方々に広く知っていただく最高の機会です。ラリーカーのエンジンは、排気量
1.6 リッターの直噴ターボ。小さなエンジンから大きなパワーを引き出す技術は、まさに私たちが TSI
などの市販エンジンで実践しているものです。環境性能に優れたエンジンを、市販車をベースとする
車体に搭載し、世界中の国々、路面で走行する WRC は、フォルクスワーゲンにとって理想に極めて
近いモータースポーツです。我々は新規参入メーカーではありますが、WRC と深く関わり、この
素晴らしいモータースポーツをおおいに盛り上げていきたいと考えています」
ドライバー: セバスチャン オジェ(フランス)
「フォルクスワーゲンのドライバーとして、モナコ公国という素晴らしい場所で参戦体制発表会に参加
できたことをうれしく思います。私は 2011 年の終盤からチームの一員としてポロ R WRC 2013 の
開発を手伝ってきました。有能なスタッフのおかげで開発は順調にすすみ、素晴らしいマシンに
仕上がりつつあります。しかし来シーズンの開幕戦ラリー モンテカルロでは優勝よりもラリーを
きちんと走りきることの方が重要です。ヤリ‐マティ ラトバラ、アンドレアス ミケルセンという強力な
チームメイトとともに、じっくりと腰を据えて WRC を戦っていくつもりです」
ドライバー: ヤリ‐マティ ラトバラ(フィンランド)
「フォルクスワーゲンという、世界を代表する自動車メーカーのドライバーとして 2013 年の WRC に
参戦することが決まりとても幸せな気分です。先日、初めてステアリングを握ったポロ R WRC 2013
はフィーリングが素晴らしく、素性の良いマシンだと思いました。もちろんこれからまだ改善すべき点
もいくつかあります。私がWRCで培ってきた経験を活かし、チームメイトと協力しながらさらに戦闘力
の高いマシンに仕上げていきたいと思います」フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクター: ヨースト カーピト
「WRC への参戦は我々にとって大きな挑戦です。約 2 年間をかけてポロ R WRC 2013 を開発し、
体制を整えてきました。しかし、WRC は新参のチームがすぐに勝てるほど甘い世界ではありません。
参戦初年度である 2013 年は何度か表彰台に立つことが目標です。1 年間かけて実戦で技術と経験
を蓄積し、それを反映する 2014 年のマシンで優勝を目指す。そして 2015 年にタイトル争いが
できればと考えています。2013 年 1 月の開幕戦ラリー モンテカルロに向けてさらにテストを行い、
万全の体制で出場できるようチーム一丸となって頑張ります」
ドライバー: アンドレアス ミケルセン(ノルウェー)
「2012 年は 2 年連続で IRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)のチャンピオンとなり、また
フォルクスワーゲン・チームの一員として WRC に出場し経験を蓄積してきました。その結果として、
2013 年シーズンのフォルクスワーゲン WRC チームの一員に選ばれたことを心から喜んでいます。
現時点では第 4 戦ポルトガルからポロ R WRC 2013 をドライブする予定です。セバスチャン オジエ、
ヤリ‐マティ ラトバラという WRC を代表するトップドライバーたちから色々なことを学び、大きく成長
したいと思っています」
■「ポロ R WRC 2013」について
約 17 カ月という時間をかけて開発された「ポロ R WRC 2013」は、市販車をベースに 4WD
システムを組み込み、フロントには直列 4 気筒、1.6 リッターの直噴ターボエンジンを搭載。
直径 33mm の吸気リストリクターを装着することで、マシン間における性能差を少なくする工夫が
なされています。
ボディは 1820mm の規定ギリギリまで拡幅しており、タイヤを収めるために大型のフェンダーを装着。
サスペンションストロークを確保しあらゆる路面でのグリップ力と走破性を高めています。また空力
付加物も装着可能で、リヤには大型のウイングを装備しており、高速走行時の操縦安定性を向上
させています。サイドウインドなど一部の部品では樹脂素材への置換も可能となっており、車両の
軽量化に大きく貢献しています。
内装はすべて取り払われ、走るために必要な機能のみが残されています。メーター類はすべて
モニター表示とされ、ステアリング上に様々なスイッチが移植されています。規定により6速
シーケンシャルトランスミッションはマニュアルでの操作となっているため、ドライバーはフロアから
伸びたシフトレバーを前後に操作し変速を行ないます。また、ラリーではハンドブレーキを方向転換
のために使用するケースが多いため、手に取りやすい位置に延長されているのが特徴です。
■「ポロ R WRC 2013」主要諸元
<エンジン>
エンジン: エンジン形式:直列 4 気筒+直噴ターボ
排気量: 1,600cc
最高出力: 232kW(315hp)/6,250rpm
最大トルク: 425Nm/5,000rpm
吸気リストリクター: 33mm
ECU: ボッシュ製
<駆動系>
ギヤボックス: シーケンシャル6速
<シャシー/サスペンション>
サスペンション形式: マクファーソンストラット(前後)
ブレーキ: ベンチレーテッドディスク+アルミ4ポッドキャリパー
(ターマック): 355mm(前)、300mm(後)
(グラベル): 300mm(前後)
ホイール(ターマック): 8×18 インチ
ホイール(グラベル): 7×15 インチ
タイヤ: ミシュラン製<車両寸法、車両重量>
全長: 3,976mm
全幅: 1,820mm
全高: 1,356mm
トレッド: 1,610mm
ホイールベース: 2,480mm
最低重量: 1,200kg
<パフォーマンス>
0-100km/h:3.9 秒
最高速度:200km/h(ギヤレシオによる)
■2013 年参戦スケジュール
フォルクスワーゲン・チームは 2013 年に開催される WRC13 戦の全戦に出場を予定しています。
第 1 戦: 1 月 20 日 モンテカルロ
第 2 戦: 2 月 10 日 スウェーデン
第 3 戦: 3 月 10 日 メキシコ
第 4 戦: 4 月 14 日 ポルトガル
第 5 戦: 5 月 5 日 アルゼンチン
第 6 戦: 6 月 2 日 アクロポリス(ギリシャ)
第 7 戦: 6 月 23 日 イタリア
第 8 戦: 8 月 4 日 フィンランド
第 9 戦: 8 月 25 日 ドイツ
第 10 戦: 9 月 15 日 オーストラリア
第 11 戦: 10 月 6 日 フランス
第 12 戦: 10 月 27 日 スペイン
第 13 戦: 11 月 17 日 イギリス
*日付はラリー週の日曜日の日付。各イベントの詳細スケジュールはイベント主催者の確定待ち


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